クリニック活性化のための、経営計画・人事制度

Q.クリニックの将来像を描けないのだけど・・・
まずは、地域で1番のクリニックを目指してみてはいかがでしょうか。
別に難しく考える必要はありません。
以前から、自分の専門にしている分野について、つきつめて、それをアピールしてくのです。
例えば、水虫の治療で地域1番になる。あるいは、肩こりの治療で1番になるなどです。
もっと、細分化した分野でも構わないと思います。
視点を変えたものでもいいかもしれません。
トイレの清潔さで地域1番になる。あるいは、電話の対応の良さで地域1番になるというもの良いかもしれません。
そして、後ほど検証できるように、地域1番の状態を具体的に目標に落とし込む必要があります。
例えば、患者数は来年までに1日平均○○人にするなどです。
またアンケートで○○の項目で何人から評価をもらうなどでもよいです。
Q.スタッフがなかなか動いてくれないのだけど・・・
例えば、院長が待合の過ごし方について、スタッフにもっと考えて欲しいと思っているとします。
しかし、スタッフは指示されたことはきちっとやってくるが、自分たちでアイデアを出し合って何かをするということはないとします。
このようなときは委員会をつくり、プロジェクト方式を取り入れると、有効である場合があります。
例えば、『待合室改善委員会』というものを作り、メンバーを選びます。
彼女らに権限と予算と責任を与えて、自主的にに取り組んでもらうのです。
きっと、予算のなかで、どのような雑誌を購入したらよいのか、音楽はどのようなものがいいので、テレビは必要なのか、ビデオを流すとしたらどのようなものがよいのか・・・など、患者の立場に立って、時には聞き取り調査や、アンケートなども行いながら行うでしょう。
院長は、待合の過ごし方については、権限を与えたのですから、スタッフに完結させる姿勢を示すことが大切です。
また、評価は患者の聞き取りやアンケートで情報を収集しましょう。
この結果患者の増加につながったきちんと褒めて、評価をしてあげましょう。
このプロジェクト方式は、スタッフの職場への帰属意識を高め、ブランド化にもつながります。
Q.パートでも正社員でも、仕事に責任を持って欲しいのだけど・・・
例えば、『トイレがいつも汚れている』といったクレームであれば、『クリニック全体の問題として改善しましょう』ということになります。
しかし、それ以前に、そもそも、その時間、玄関の状態を把握しているのは誰の責任であるのかを明確にすることで、自ずと責任が生まれるます。
よくあるのが、私自身ファミリーレストランでアルバイトをしていたとき、トイレをチェックし、掃除をした後には、かならず名前を記載していました。
その時間のトイレの状態に責任が生まれるわけです。
また、レジ締めの際に、金額を数えたスタッフが名前を記録するのも同様の効果があります。
Q.スタッフが長続きしないですぐに辞めてしまうのですが・・・
賃金だけが待遇ではありません。
働きやすい職場にするためには、総合的に改善をしていく必要があります。
労働者からの視点で考えると、働きやすい職場とは、①賃金 ②休暇・労働時間 ③はたらきがい という三つの要素から考えることができます。
まず、賃金は、それが高い低いということもあるでしょうけども、それよりもどのような基準で決められているのかということです。
つまり、『仕事のできない○○さんより、私のほうがちゃんとやっている。なのに給料が安いのはなぜ!』ということです。
賃金についての不満は、この比較による不満の方が多いのです。
賃金の評価を説明して、納得してもらえる仕組みが必要です。
次に休暇と労働時間ですが、有給がちゃんと取れるような雰囲気であるか、あるいは、仕事が終わったら、付き合い残業などせずに帰れる雰囲気があるかということです。
有給休暇申請書を備え付け、シフト作成日までに提出するなどのルールを作ったり、年に1回は交代で、7日以上の連続有給を強制的に取得させるなども有効です。
最後の、福祉、医療に携わる人間は、仕事に対する意識が高いのが特徴です。
つまり、患者のために最善を尽くしたいという気持ちある方がほとんどです。
それがマンネリ化によって薄まっていき、派閥などつくるに至るわけです。
ですから、院長自信がモチベーションを下げることなく、常に患者に対して、最高の医療サービスを行うという姿勢を持つことも、スタッフが一緒に働きたいという職場づくりの一つになるわけです。
最後に・・・
クリニックの運営において、本業である患者の対応以前に、スタッフとどのように付き合っていくかとということで、疲弊してしまうケースもあります。
クリニックの経営において、
①暗黙のルールや、曖昧の決め事を見える化する
②そのルールを納得してもらう
③コミュニケーションの風通しを良くする
以上の三つがキーワードになるのではないかと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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